★★★ぼくと★★★

夫婦と、犬と猫と蛇とジャングルが同居中。人間より動物の方が多い家の日常奇談。甲斐犬交じりの雑種犬マイキー、シマヘビのクロとシマ、ヒマラヤン交じりの雑種猫ノコちゃんとの話が多め。

 

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Gさん町に行くの巻 

まじろう

こんばんは、マイキーの換毛期がはじまって戦々恐々のまじろうです。
ああー……、また部屋の隅に西部劇のコロコロみたいなのが転がる季節が来たよ。
夏前と冬前は何回ブラッシングしてもいくらでも毛が抜けるからね!
特にマイキーは甲斐犬の特徴であるダブルコート(固い毛とふわふわの細い毛という質の違う毛が2重になっている)なので、容量が多いったらない。

ちなみにアメリカではあの回転草(タンブル・ウィード)が大量発生して人家を脅かしているそうですよ。恐ろしい。

実はかっこいい名前のコロコロ↓
i-other-89.jpg

さて、今日はGさん晩年の特技のお話です。(全く関係ない話来たね!)



思い出珍事件シリーズ

ジジイ編:3
~Gさん町へ行くの巻~




今までの珍事件シリーズはこちらから↓


↑New ↓Old

思い出珍事件シリーズ↓

≪ヘビズ編≫
その1 その2

≪むじろう入院編≫
その1 その2 その3

≪ジジイ編≫
その1 その2

≪ウリ編≫
その1 その2





ジジイ編その1~2をお読みになった方はご存じでしょうが、Gさんといえば腕力、腕力といえばGさんです。
有り余る腕力が、彼を晩年になっても奮い立たせていたのでした。

脚が悪くなってしまってからは転倒も繰り返したので、危ないから、と外に出られず、家で過ごすことが多くなったGさん。
しかし、ジッとしていて気が済む訳ありません。
なんせ94歳まで自転車で自分のお店まで出向いていたんですから。94歳だよ? すげー爺さんだよな。(あ、素が)

そんなGさんはどうしたでしょうか?

そう、彼はその有り余る腕の力で立ち上がった訳でございます。
常人以上の謎の腕力で、身を起こし、一歩一歩、前へ、前へ……。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛ぁ゛ぁああ゛あ゛あ……」と長く尾を引く咆哮を上げながら、ゴトッ……ゴトッ……築70年の木造家屋の薄暗い廊下を進むのです。

その様は、まるで這いずりゾンビ。(マジで家族みんな言ってた)

世界に名だたるバイオハザードシリーズの中でも手ごわい敵でございます。
こちらの攻撃が当たりにくい上に、捕まったら最後、暫くその場に釘づけにされて、あげくに耐久力があります。(それはゲームの話だろ)
出くわした者は、猫であろうと嫁であろうと孫であろうと、誰もが進んで道を開けておりました。
さながらモーゼのような神々しいお姿でございます。
この頃私は19~22歳。
学校や会社の合間にむじろう実家にお邪魔すると、私もよくこの光景に巡り合ったものです。


いやね、這いずるだけだったら結構普通なのよ!
私もヘルニアやぎっくり腰だった時散々やったしね! あれ膝が痛いけど楽なのよ!
でも、あの謎の雄たけびが「ゾンビ」たる所以なのよ!

真夜中3時とかでも全力で這いずりゾンビるので、「うっかりつられて起きちゃったりすると、音の正体がGさんだと分かっているはずなのにホラー映画の主人公になったような気がする」、というのがむじろう実家の「あるある話」でした。
Jがご近所の目をスゲー気にしてた。

真昼間でも怖いもんは怖かったけどな!
ご本人の顔さえ見てしまえばいいんですけどね。興味がこっちにある時は親指を立てて「b」の形にして挨拶してくれます。
興味が無いとただの実写版這いずりゾンビです。(ノコちゃんが怯えて縮こまっていたものです)


Gさんの膝が痛そうなので、起こしたり座らせたりしようとするものの、それはそれで嫌ならしく、激しい勢いで拒絶なさるので、結局いつも気が済むまで家中をズーリズーリしておいででした。
Gさんの目的は何かというと、戸締りなんですけどね。
Jが「家中の鍵と窓とドアをなんでもかんでも四六時中開けっ放しにする」という、危機感のかけらも持ち合わせていない性質なので、逆にGさんはどんな物も閉めて回るというね。
どっちもおとぼけ野郎なので、それはそれは終わりが見えない戦いでした。(ホントに好き勝手言う嫁だねお前は)
Jが嫁いできてから20年、一体何万回勝敗を争ってきたのか知りませんが、最終的に軍配はJにあがったようです。(そしてネズミ王国になったんだが)


さて、2年もたってゾンビっぷりも板についてきた頃、Gさんは考えました。
「これなら俺は一人で外に行けるんじゃないのか?」と。


Gさん「かーちゃん(Jのこと)、店に行くよ俺は」

J「おじーちゃん! お店はもう閉めちゃったじゃない。また今度車椅子でいくから、1人で行っちゃだめですヨ!」

Gさん「ええい、俺一人でいくんだ!!! 店は俺が行かなきゃダメなんだ!」


94歳まで現役だったのですから、まだやれる、まだ自分で何かしたい!と思うのは当たり前の事です。
もうお店は辞めて閉めてしまったとはいえ、まだ中身はそのままで隣町に存在しているのですから、何が出来るとはわからなくても、現場に行きたかったことでしょう。
ただ、Gさんを止めるJの事情も当たり前のことです。
Gさんはまだらボケになってしまっていたから、尚更お店への執着が強かったのだと思います。


だけどね!
黙って家出てっちゃダメぜよ!


ちょこっとしんみりしたけど、こっからはいつもの好き勝手やらかすGさんだぜ!(ヘビメタBGMで)
なんとGさん、ある麗らかな春の午後、家から一人で外出しちゃったのです。
前にも書いた通り、Gさんは極度に無口な方なので、もちろん誰にも何も言わないままでした。
耳の遠いJはもちろん気付かないし、むじろうは大学へ行っていましたので論外です。
私も結婚前に働いていた会社に居ましたので、これは後から聞いた話です。


エイホエイホと腕で這い進んで、欠陥工事で超狭い玄関(相変らず面白い家である)を抜けて、家の1階にある駐車場へ歩を進めるGさん。
そこまでの10mだけでも、床はデコボコしてるし、階段あるし、コンクリだし……どれだけ強靭な肉体でございましょうか。

さて、外に出た!
駐車場の奥には車椅子がある!
あれに乗りたい!
そうしたら一人で行ける!
しっかしそこまで遠いなー! めんどいなー!

とGさんが葛藤していたところへ通りかかる青年


青年「はっ! お爺さん! どうしました、大丈夫ですか!? え!? あの車椅子に乗りたい!? そしてご自分のお店に行きたい!? ええ、ええ、わかりましたとも!

Gさん「うむっ!」(大満足)


ちなみにこの青年、見知らぬ人です。
マジで誰だかわかりません。



1時間後。



ジリリリリン!(黒電話)


J「はーい、もしもし、●●ですけど」

警察「あー、●●さんのお宅ですか? ××町警察ですけども、お宅のGさんがこちらにいらっしゃってます」

J「はぁ!?」



ちなみに××町というのは自宅から3~4駅離れた所。
Gさんのお店は自宅から1駅隣である。

あんなに言ったのに、と大激怒のJ!
Jに言われてゲンナリしながら迎えに行くむじろう!
何故かご機嫌斜めなGさん!
謎の青年はどこへ?!
一体何があったのか、予想着くかもしれないが待て次回!

それではアビアントー!


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